SPGアメックスがマリオットボンヴォイ アメックス・プレミアムへと変更されました。
SPGアメックスは自分がメインカードとして使っており、 マリオットボンヴォイ アメックス・プレミアムになることでどんな変更点があるかみていきます。
記事の内容
・Marriott Bonvoy AMEX・プレミアムについて
・SPGアメックスからの変更点・改善点・改悪点
・Marriott Bonvoy AMEX・プレミアムがオススメの人とは
SPGアメックスとは
SPGアメックスの正式名称は、スターウッドプリファード ®アメリカン・エキスプレス®・カード です。
アメリカン・エキスプレス(アメックス)が発行するクレジットカードです。
特長から非常に人気の高いクレジットカードでした。
年会費は34,100円(税込)です。
特長としては、
①マイル還元率が高い(1.25%)
②ポイントの有効期限が実質無期限
③ポイント交換先のマイルがANAもJALも可能
④更新時の無料宿泊特典で年会費の元をとれる
⑤マリオットボンヴォイの会員資格「ゴールドエリート」が自動付帯する
⑥系列ホテルが豊富
⑦タッチ決済が便利
などがあげられます。
マリオットボンヴォイ アメックス・プレミアムとは
Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カードは、SPGアメックスカードの後継カードです。
2022年2月24日から申し込みが可能です。
また、SPGアメックスを持っている人は、2月24日で自動的に切り替わります。
年会費は49,500円(税込)で、15,000円ほど上がります。
変わった点、変わらない点があるので、詳しく見ていきましょう。
SPGアメックスからマリオットボンヴォイ アメックス・プレミアムへの変更点
マリオットボンヴォイ アメックス・プレミアムとSPGアメックスを比較します。
①マイル還元率が高い(1.25%)
→同じ
②ポイントの有効期限が実質無期限
→同じ
③ポイント交換先のマイルがANAもJALも可能
→同じ
④更新時の無料宿泊特典で年会費の元をとれる
→無料宿泊特典は年間カード利用料が150万円以上で利用可能に
年会費は15,000円upしたが特典は50,000ポイント以下で泊まれるホテルで変わらない
⑤マリオットボンヴォイの会員資格「ゴールドエリート」が自動付帯する
→同じ
⑥系列ホテルが豊富
→同じ
⑦タッチ決済が便利
→同じ
⑧年間カード利用料が400万円を超えると「プラチナエリート」 New!!
⑨家族カード1枚目が無料に New!!
⑩年会費が34,100円(税込)→49,500円(税込)へup New!!
などがあげられます。
④を除いて、①~⑦まではSPGアメックスと同じですね。
加えて、⑧、⑨、⑩が新たに加わっています。
ポイントは、年会費があがり無料宿泊特典にも条件がついたため、そこをどう取るかになります。
ちなみに公式サイトの比較表は以下の通りです。
変更点について見ていきましょう。
改善点
1.プラチナエリートが付帯
プラチナエリートは通常、年間50泊以上が必要なステータスです。
主な特典として、
①無料の朝食を含むウェルカムギフト
②ラウンジのアクセス
③一部スイートを含む客室のアップグレード
④16時までのレイトチェックアウト
⑤宿泊時に50%のボーナスポイント
などがあげられます。
予約デスクもプラチナ専用になりますし、客室のアップグレードの際もプラチナはゴールドより優先されますね。
年間400万円のカード利用で、これだけの特典が受けられるプラチナエリートのステータスが受けられるのは嬉しいですね。
2.家族カードの1枚目が年会費無料
今までSPGアメックスでは家族カードの発行に年会費17,050円 (税込)がかかり、特典などを考えても家族カードを発行するメリットはあまりありませんでした。
むしろ本カードを2枚発行する人もいるぐらいでした。
今回家族カードが1枚無料となることで、1.25%のマイル還元を受けやすくなります。
また、カード利用額は本カードと合算できるので、年間400万のカード利用を目指すのであればメリットですね。
注意点として、カード更新時の無料宿泊特典やゴールドエリート会員の付帯などはありません。
改悪点
1.年会費が49,500円 (税込)にup
一番の改悪点はこちらですね。
およそ15,000円あがりました。
SPGアメックスでは無料宿泊特典で年会費の元は取れる形となっていましたが、Marriott Bonvoy AMEX・プレミアムの特典で泊まれるホテルは50,000ポイント以下で以前と変わりません。
他のカード特典で増額した15,000円分をお得に感じられるかになります。
2.無料宿泊特典は年間カード利用料150万円以上で利用可能に
こちらも改悪点の一つになります。
年間カード利用料が150万円未満では、無料宿泊特典がもらえません。
無料宿泊特典を受けられない場合、他のカード特典だけでは高い年会費に見合うサービスとは言い難いです。
年間カード利用料が150万円未満の方には、他のカードの方が恩恵を受けられるかもしれません。
マリオットボンヴォイ アメックス・プレミアムはどんな人にオススメか
マリオットボンヴォイ アメックス・プレミアムになることで、改善点・改悪点がありました。
これらの受け止め方は人によって変わると言えるでしょう。
マリオットボンヴォイ アメックス・プレミアムはどんな人にオススメか、ざっくりまとめると、
カード年間利用料(家族含む)
>400万→◎
150~400万→△~○
<150万→×
という形です。
やはりプラチナエリート付帯は大きなメリットなので、元々カード利用料が400万円を超えている方にはオススメです。
1人で400万円はなかなかの額なので、家族カードの1枚目が年会費無料という特典を生かして、夫婦で400万円を目指すというのはアリですね。
私もこの形でマリオットボンヴォイ アメックス・プレミアムを使い、カード利用料400万円を目指したいと思います。
カード利用料が150~400万円という人は難しいですね。
高いマイル還元率 (1.25%)、ポイントの有効期限が実質無期限、マイル交換先がANAもJALも可能、ゴールドエリートといった特典に魅力を感じるのであれば、アリだと思います。
無料宿泊特典も、50,000ポイントをうまく使えば年会費分のホテルに泊まることもできます。
15,000円分の年会費upは痛いと取るのであれば、解約も考えるべきでしょう。
カード利用料が150万円未満の方には、残念ながら魅力が少ないカードとなってしまいました。
無料宿泊特典がなければ、高い年会費を超えるメリットはないでしょう。
他のカードに移るのが良いでしょう。
年間カード利用料400万円突破のコツ
年間400万というのはなかなかの額ですね。
1月あたり約33万円です。
400万を突破するために無駄遣いをするというのは本末転倒なので、うまくカード利用料をこなすコツを教えます。
当たり前ですが普段からカード払いにすることです。
幸いアメックスのタッチ決済はかなり普及しているので、コンビニでもタッチで楽々決済できます。
固定費は支出が大きいため、カード払いが向いていますね。
携帯料金、ネット料金などです。
注意が必要な点として、公共料金や税金関係は還元率が1/2になるのであまりオススメしません。
ただ、マイル還元率1%のカードで払う場合と比較した時、100万円あたりの差は3750マイルです。
1マイル2~3円の価値と考えると、差額は高くても1万円です。
1万円損しても、カード利用料の100万円を稼げると考えたら、プラチナエリートを目指す上ではアリかもしれません。
あとはふるさと納税、保険あたりも支出額として大きいですね。
これを機に、もう一度支出を見直してみても良いのではないでしょうか。
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード
新たなカードとして発行されることとなりました。
年会費は23,100円 (税込)で、シルバーエリートが付帯しています。
マイル還元率は1%で、無料宿泊特典は150万円以上の利用で35,000ポイントまでのホテルとなります。
正直あまり旨みのないものといえます。
年間150万円以上のカード利用があるのであれば、プレミアム・カードの方が良いでしょう。
なかなか立ち位置の難しいカードかもしれません。
まとめ
マリオットボンヴォイ アメックス・プレミアムは、SPGアメックスと比べ人を選ぶカードとなりました。
しかし、人によっては大変魅力的なカードといえます。
ご自身に合っているか十分考えた上で、継続するか乗り換えるか検討する必要がありますね。
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